尊星王法が過去行われた記録

天皇・法親王が祈願した尊星王法

白河天皇・鳥羽天皇の御願所である、尊星王堂が元永元(1118)年に園城寺内平等院に建立され、行尊・白河天皇皇子の行慶、鳥羽天皇の王子 道恵法親王、後白河天皇皇子 円恵法親王・定恵法親王と皇室の方が入室され祈願されたと伝えられます

そして、尊星王によって「鎮護国家天下泰平」を祈願されていました。

また、病気平癒や安産そして息災の祈願が御所はじめ各所で厳修されたことが記録されています。

 

なを、平等院というのが、宇治の平等院の前身である元円満院門跡の事であり、その中に尊星王堂があったとされています。

尊星王法を正式に継承し、明暦二年丙申(1656年)五月二十五日、禁裏清涼殿に於いて尊星王大法が勤修され、道晃親王御自筆の「尊星王尊像」を本尊として日光に再興したのが、尊星王院であり、現在では、尊星王院にて、鎮護国家を祈る尊星王法が毎年の節分時に厳修されています。