鳥羽・白河法王のご願所 日光北極星の天帝尊「霊符」
霊符山 尊星王院(れいふざん そんしょうおういん)は、江戸(東京)の北辰 日光の地に建立された天台宗系台密のお寺です。
北辰を護る天帝尊として、「尊星王」が奉安され、鎮護国家を祈願しております。
特には、智証大師より伝わる「霊符(れいふ)」を伝えるお寺として知られています。
本尊である尊星王は、過去 宮中や法王が密教の大祭といわれる「尊星王法」にて祈願されています。
さまざまな願いを叶えツキを呼びこむ霊符
霊符は、千数百年前、入唐された三井寺の智証大師らによって我が国に伝えられました。
霊符は不思議な効験と奇跡を起こし、皇族・貴族・大名・武士から一般大衆に至るまで多くの人がその効験に浴したものです。
密教において、北極星を北辰とし、妙見菩薩の化現したものとして、これを崇拝した。
そのもとづく仏典は、七仏八菩薩所説大陀羅尼神咒経であります。
一説に、
「われ北辰菩薩、名付けて妙見という。今、神咒を説いて諸国土を擁護せんと欲す。所作はなはだ奇特、故に名付けて妙見という」
北辰すなわち北極星を妙見菩薩の化現と観じ、護摩をたいて祈る修法を妙見供といいます。
三井寺では、妙見菩薩を尊星王大士と呼び、これを祭る修法を尊星王法といい、同寺の秘法としました。
この修法は、智証大師が唐において学んで伝えたものと云い、三井智証の流れを汲む聖護院、円満院、常住院など三井寺(園城寺)の長吏となる門跡が執行する国家鎮護の秘法であります。
園城寺境内古図(国宝)に記されている尊星王堂
当院の霊符は三井寺・円満院(平等院)歴代の門跡より受け継がれた秘法・霊符です。
元永元年(1118年)に鳥羽天皇御願寺園城寺長吏大僧正行尊 尊星王堂が造立されました。
当時の記録では、平等院内に建立したとされています。
平等院は、村上天皇皇子 明王院入道、悟円親王寺門九世を始祖としています。
親王は、平等院を創立して、その子永円を院主としたが、永承七年、宇治に本寺を擬して、もっぱら宇治の占有となり、いつしか、円満院と呼ばれるようになったのです。
皇室との関係も深く、名門の相続三十八世九百年に及び、慶長十二年常尊大僧正入室してこれを中興の祖とし、禁中より御殿を拝領し、今の地に移ったといわれています。
昭和二十六年、重要文化財「宸殿」の修理工事に際し、地下から当時の唐草かわらの断片が発見されたことや、「園城寺境内古図(国宝)」にも記されていることから、この地に尊星王堂が建っていたことが証明されています。
現在は、天台宗系単立の密教寺院として、智証大師より受け継ぐ法脈を継承しつつ、鳥羽僧正・後白河法王の御願所であった、尊星王堂を、日光に迎え再興されています。
北辰(日光)尊星王堂
日光は江戸(現在の東京)より真北に位置する場所であります。
徳川家康が日光に東照宮を建立し墓を造ったというのも、この法則にそっていることで納得するのです。
北すなわち北辰・天帝の妙見菩薩様を位置する場所であります。
霊符には、尊星王霊符・鎮宅霊符・天星三十六秘符・武帝応用五十八篆霊符・正体化霊天真坤元霊符などに及ぶ霊符がございます。
天帝を本尊とする「尊星王法」は、明暦二年丙申(1656年)五月二十五日、禁裏清涼殿に於いて尊星王大法が勤修され、道晃親王御自筆の「尊星王尊像」がまつられたが、現今、その尊像が当門の本尊で、秘仏とされています。
秘法 尊星王法は一般公開致しませんが、毎年の法要の報告はさせていただいております。
霊符のこころえ
護符は授かるものです。規則に従って伝授を受けた僧侶が修法をほどこし、身心を清め、早朝に謹書し、尊星王に祈願をして、不思議な力を手に入れるのであります。
ちなみに、霊符を書写しるためには、次の通り決まっております
- 不書写日
- 書写吉日
- 尊星王降臨日
- 書写刻
- 準備供物
- 身支度
- 護符再写
- 霊符授与安置
- 霊符吉方位
霊符を書写するには、大宇宙の法則に従って細かく決まりごとがございます。書写する数日前からの食事に関することや修法についてなど、可能な限り儀軌にそって謹書していることから、その効力が発揮されているものと存じます
奇跡の護符ともいわれる語源
授与された方々は手元に届き霊符を持った瞬間、尊星王の気を体感していただけます。
大宇宙のエネルギー、命体というものは何かということになりますが、それは「三光」即ち「太陽」「月」「星」この三つの存在が発するパワーということです。
いうならば、大宇宙は、この三つの光が織りなすさまざまな事象体であります。
そしてこの中に人間が存在し、瞬時もやすまることなくその影響をうけ生きている、いや生かされているのです。
密教に於いては、この「光という意識」が中心をなし一つの太陽を人格、仏格化して大日如来とし、二つ月を実践門でとらえて「月輪観(がちりんかん)」として光明禅を体感なさしめ、三つに星を星供、護摩供として光意識を引入しているのであります。
わが命を凝視するとき、これがままならぬものであることに気付くと共に、あらためて三光の力が理解できます。
そこで、これらの三光の力を「変化」「転換」「増幅」させるものとして「霊符」が出現するのです。
霊符三力として、行者の力・仏神の力・書写人の力が働く
- 人間の幸、不幸、富、名誉、地位、寿命は三光の影響をうけている
- 不幸が幸運にむかう手助けをする
- あきらめていたことが実現する
- 天災、人災、厄難を削除する
- 諸悪、鬼邪、難疫の憂いを除く
- 五穀豊穣、福傳を与える
- 悪を斥け尊を進ませる
- 長生、不老を得、萬民安
書写をしてはいけない日
古記頭書には大不成就日と記されている。
「此日事を為し初べからず。何事も成就せず。
諸々の立願などには殊に忌むべし」とある。
一月三日。十一日。十九日。二七日
二月二日。十日。十八日。二十六日
三月一日。九日。一七日。二五日
四月四日。十一日。十九日。二十七日
五月五日。十三日。二十九日
六月六日。一四日。二十二日。三十日
七月三日。十一日。十九日。二十七日
八月二日。十日。十八日。二十六日
九月一日。九日。十七日。二十五日
十月四日。十一日。十九日。二十七日
十一月五日。十三日。二十一日。二十九日
十二月六日。十四日。二十二日。三十日
書写をする良い日
大吉日 庚寅(かのえ とら)
壬子(みづのえ ね)
壬寅(みづのえ とら)
癸卯(みづのと う)
癸酉(みづのと とり)
吉日 丙午(ひのえ うま)
丙辰(ひのえ たつ)
丁酉(ひのと とり)
戊子(つちのえ ね)
戊申(つちのえ さる)
戊寅(つちのえ とら)
戊午(つちのえ うま)
尊星王が降臨日
正月(七日)
二月(八日)
三月(三日)
四月(四日)
五月(五日)
六月(七日)
八月(十五日)
九月(九日)
十月(二十一日)
十一月(七日)
十二月(二十七日)
天帝の北極星「尊星王」
尊星王は北極星を神格化した天帝尊です。
この尊星王を本尊とする尊星王法は、国家安泰を祈る大法で、 智証大師が唐において師の法全より直接付与された法として 重要視されてきたものです。
尊星王は、四臂の菩薩形で、 頭上に鹿頭を戴き、 龍の背に立つ姿にあらわされ、 背後の大円相内には鹿・豹・白狐・虎・象がからみつく八個の日・月輪を置き、 日輪中には三足の烏、月輪中には兎と蛙が描かれています。
日月八卦は、陰陽八卦の表示であり、走る青竜は、北辰、北斗七星の姿です。
修法に至っては、壇上に六十四本のろうそくを立てます。これは易の六四卦をあらわし、尊星王、七星、九曜、七曜、十二宮、二十八宿の総数、つまりは、全天体をさしています。
霊符由来
先にも触れましたが、当院の本尊とする尊星王は、明暦二年丙申(1656年)五月二十五日、禁裏清涼殿に於いて尊星王大法が勤修され、道晃親王御自筆の「尊星王尊像」がまつられた、その尊像が当門の本尊で、秘仏とされています。
道晃親王は、後陽成院天皇第十一の皇子で、遍照寺宮二品道晃法親王が正式の御名である。
二品(にほん)とは親王の位階、第二位を意味し、慶長十七年一月二日ご誕生、寛文七年四月六日二品に叙せられ、延宝七年六月十八日六十八才で遷化されました。
「尊星王」は、妙見菩薩(北辰尊星妙見大菩薩 ほくしんそんしょうみょうけんだいぼさつ)ともいい、北極星を仏格化した諸星の王であります。
この菩薩は、一切の事物の善悪を記録するとされ、国土の守護神でもある。
仏典には
「北辰菩薩、名付けて妙見という。いま神呪を説き国土を擁護せんと欲す。所作甚だ奇特の故に妙見と名付く。衆星中最勝、神仙中の仙、菩薩の大将ひろく衆生を済(すく)う」
とあります。
そして妙見は北斗七星にして衆星中の最勝、神仙中の大仙なり。
三井(みい)にては尊星といい、東寺にては妙見と名付く。天文家は文昌星と号す、本地は「観音又は薬師の二説あり」ともあり、御姿は走る青龍の背に立ち、右足を上げている。
この大宇宙の中にあって、人間はどういう存在であるかということであるが、端的にいえば大宇宙に対し、人間は小宇宙的存在であるということである。そして小宇宙的存在の人間をひとことで表現すれば「生体」と「命体」の合一体であるということであります。
生体とは両親より授かった肉体をさし、命体とは大宇宙より生体が受持するエネルギーを意味します。
よって人間死ねばこの命体は、大宇宙に還元融合し生体のみ残ることになる。
大宇宙のエネルギー、それは「三光」即ち「太陽」「月」「星」この三つの存在が発するパワーということになる。
そして、一定の形象は、一定の力を示現するとされるが、それは、われわれ人間が「円」や「正方形」「長方形」「三角形」といった形象に囲まれ、意志、意識の表現体として文字や絵を描き、他者への伝播を意図していることでうなづける。
そして形象によっては、宇宙の律動と共鳴したり、相乗作用を起こしたりするというのである。
なお、この「三光と形象」に於ける基本概念は、霊符に限らず、神社仏閣にて授与するお札、お守りにも共通するが、霊符の特徴は、人間のさまざまな願望を細分化して、それに応じた形象が伝わっているということである。よって当門伝承の霊符は三百種を数えます。
霊符は、御仏との約束事
霊符というものを見方をかえれば気線を証する一種の契符ということが出来る。
霊符書写の者は重要契約に於ける公証人で、霊符帯持者は神仏との契約書の所持者といえる。
そして霊符を貼るならばまさに公告行為といえよう。「急々如律令」とはまさにその事を仏に誓っているのである。
強い願いをもって、御仏と約束するならば、その所持者は、護られし者となるのである。
霊符山 尊星王院の位置・方位関係
霊符山 尊星王院は、日光山 東照宮 をはさんで 男体山と対極にある聖山です。
東京(皇居)から、真北に位置するところに「尊星王(北辰 妙見菩薩)」が奉安された鎮護国家のお寺です。
霊符授与
現在お授けしている霊符一覧
人間関係の霊符について
■学校の人間関係・職場の人間関係をよくしたい。良き縁とは引き寄せ掴む事です。運命の人・親友・異性の友達・同僚など、その時の運(チャンス)を大切に。良縁必勝符は良き縁を引き寄せる霊符です。
■素敵な出会い 運命の人 なかなか運命の相手が現れない・・・相手はいるのにプロポーズされない・・・一人から二人になると・・・喜びは二倍に・・悲しみは分け合い半分に・・・願主の為の幸せな結婚(自分と価値観のあう人)素敵なパートナーとの出会いに導いていただけます。
■学校・会社・社会のいじめ。相性が悪く離れたい。会社は辞める事ができないけどあの人とは離れたい。部署の移動がしたい。何をやっても良くならない。一生懸命しているのに成果が認められない。悪縁断絶符を祀り良き縁を掴むことが大切です。願意によっては、悪い縁を断ち切り、良縁を結ぶ「良縁必勝符」と祀る場合もあります。
■異性の方と円満に別れたい・・・苦手(いじめっ子)なあの人と同じクラスになりたくない・・・円満に離婚を成立させたい・・・別れさせたい・・・離れたい・縁を切りたい・関係を清算したい思いがある方は離縁符を祀り帯持して下さい。
金運上昇・運気向上の霊符について
■収入はあるのにお金が貯まらない・・・金運アップさせたい・・・コロナ禍で収入が減ってしまった・・・・金運上昇させてください。思わぬ時に思わぬ臨時収入があれば・・・。(個人の金運を向上させる霊符)
■老舗のお店、流行っているお店には商売繫盛の神、恵比寿様・大黒様 の熊手・笹・護符・お札を神棚にお祀りしている方は多いことでしょう。とてもご利益があります。そして毎年祀られている事でしょう。でも、1番を目指す人は霊符を密かに祀っておられます。それは北の空で常に動かない北極星この世の中心(天帝)その化身が尊星王であると知っているからです。「尊星王は天帝なり」 天帝=天下を支配する人物 増客アップ・増益アップ・人気店に・・・商売を繁盛させたい・・ナンバーワンを目指すご利益のパワーをお店に招きいれましょう。(会社の収益を向上させる霊符)
■運気が弱い・・何をやっても上手くいかない・・引きが悪い・・・悪いことが良く起こる・・・泥棒に入られる・・・盗まれる・・・運気を上昇させ営業成績アップ・・・開運必勝符を祀り運気上昇させましょう。
家の守護・家族の安全の霊符
■家は息をして生きています。家とは住んでいる人の拠点となる場所です。癒す場所であり安眠できる場所でなければいけないのです。澱んだ気が家の中に漂っていれば病気や不運を招きます。マイホームに良い気を招きいれましょう。家守護霊符は家族・家を守り・護持していただく霊符です。
■土地に氏神様がいらっしゃるように、台所にも「荒神様」という神様がおられます。荒神様にお伺いを立てて使うことは大切です。台所は火を使う場所ですから、火事などの危険が伴います。荒神様の符を祀り荒神様のご加護をいただくと台所を使う家庭の運気があがり、家の経済が発展します。(古来より台所は一家の経済を司る場所と言われます)特に飲食業の商売をされている方には最大のご加護が降りかかるでしょう。
個人の守護・家族の安全の護る霊符
■何をやってもよくならない。様々な因縁が、病気回復の邪魔をしている。家族が入院中で元気になってほしい・・・心のノイローゼ・・・精神的な病気・・・子供が登校拒否になってしまった・・・一人で悩まず、悩みを打明けてください。悩んだ方を導いて見守って下さいます。
■女性、男性どちらにも厄が降りかかります。小厄・大厄 大厄の時期、前厄・本厄・後厄 本厄の前後3年間は特に注意する重要な時期となります。大難は小難に転じるよう厄除け符を授かる事を強くお勧めします。霊符は、普通の御守りではありません。霊符の不思議な力を感じてください。
■裁判とは無縁な人生であったとしても稀に事件に巻き込まれ場合もあります。弁護士を雇う大きなお金や精神的な疲労・労力がかかります。でも裁判沙汰になってしまったときには戦うしかありません。裁判必勝符は裁判を起こした時、起こされた時に、大いなる力で助け導いていただける護符です。
■自分の実力を会社にアピールし希望する企業に就職を導いていただくお守り。コロナ禍の中、転職を考えているあなたを導いていただくお守り。就職必勝符は授かった願主の良き道を導いて見守っていただける霊符です。
■家族・子供・孫を突然な事故から回避導いていただくお守り。自分が加害者にならない様回避導いていただくお守り。通学途中の列に突然車が突っ込んでくる事故・・・ブレーキとアクセルを踏み間違いをする事故・・・被害者・加害者にいつあなたがなるかわかりません。交通安全符を祀り、帯持して事故を回避、見守ってもらい導きていただく霊符です。
■九星年鑑の中央に入る星を本命星といいます。本命星にあたる方が八方塞の年周囲になります。八方を塞がれ、どの方位方面に向かっても不吉な結果を生じ障害があり、手の打ちようのない不安定な年廻りとされています。霊符を祀り不吉な結果を回避させ1年間を無事に乗り切りましょう。
■子供の一生を左右する大切な「受験」受験には、まさか!という事もあります。高望みした志望校にまさか合格できたという影に多くの場合、神仏の助けがあります。それは、天満宮のお札であったり・・・しかし、通常のお札より昔から、存在し、非常に強い力を有し、陰ながら恩恵を受けていた方々の御守りはどうでしょうか?
霊符を授かる前に
霊符は、上記の通り、太古より伝わる儀軌により、修法され、尊星王の強い霊力が収められているものです。
ですから、いい加減な気持ちで持つことは、かえって反発を被ることになり、とても注意するものであると言い伝えられています。
何をやっても良くならない。
どうしてもこの危機を乗り越えたい
この願望を何としても成し遂げたい
など、強い願望のある方のみお申し出ください。
願主と行者と尊星王の波動が重なり、祈りあってこそ、成就するものであります。
そんな方々の運気を向上させ、真の幸せにつなげていただきたいと願う次第であります。合掌
*霊符に関するご注意*
当院からお授けする霊符は、すべてお寺より直接お送りしております。
霊符は、取り扱いには重々注意され、正式な霊符をお持ちになることを強くお勧めします。
間違った霊符を持つことは、かえって運命の歯車を乱すことに他なりません.
山のお寺ですので一般参拝を受け付けておりません。御用のある方は事前にご予約下さい。